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練習日記

霞ヶ関フィルの山あり谷あり飲みありの練習日記です。

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霞ヶ関フィルは創立当初は年1回の演奏会でしたが、その後、半年ごとに年2回の演奏会を行う時期を少し経て、2012年くらいから現在のようにおおむね8か月ごとの「2年に3回」ペースで演奏会を行う形が定着しています。

前回の第22回定期演奏会は、本年2月に行われました。すると、通常のペースであれば第23回定期演奏会は本年10月というところなのですが、ホール予約の競争率が高かったためか、10月に演奏会を開こうにも会場を確保できず、結局、第23回定期演奏会は本年8月上旬、つまり、前回演奏会から半年も経たないうちに行うことになりました。2月の演奏会の帰り道、まだ前日に降った雪が残る中、同じパートの面々で歩きながら、決まったばかりの8月の演奏会の演目を頭に浮かべて「これは厳しいことになりそうだね…」と話したのが思い出されます。

そして始まった今シーズン。5月の大型連休最後に入った初回以降、短期促成が求められることになり、特に弦楽器側はほぼ毎週のペースで練習が入ることとなりました。毎週となるとなかなか前の練習でいただいた指摘を自分の中で定着させることができなかったというのは言い訳にすぎませんが、事前の予想どおり厳しいことになってしまったというのは弦楽器弾きである私自身の感想です。特に、今回の演目は中曲として弦楽合奏の曲が選ばれているほか、その他の曲も含めていずれも弦楽器奏者には弾きごたえがありすぎるほどのプログラムで、各回の練習において弦楽器の各パートに対して時間が割かれることが多くなり、管打楽器の皆様に申し訳なかったな…と個人的には思っています。

指揮の川崎先生は先々を見据えて、初期の段階から、例えば「長いクレッシェンドを意識した譜読み・練習を行うように」といったご指示をくださったほか、曲の情景、そこから導かれる音色などの音作りをイメージしやすいようなお話をいただいたりと、工夫してくださったように感じています。また、弦分奏ではトレーナーの服部先生から前曲・メイン曲のベートーヴェンと中曲のレスピーギの弾き方の違いなど、実践的なご指導をいただきました。

そして、練習を重ねて迎えた本番の日。あろうことか新型コロナウイルス感染症の「第7波」真っ只中となってしまいましたが、団員・エキストラの皆様、誰一人欠けることなく舞台に集まることができました。これまでの練習会場とは響きも違い、ステリハでは戸惑いもあったように思いますが、本番の前曲冒頭、オケが一体となった響きがホールに広がったときに、「あぁ、この時を迎えられてよかった…」と舞台上で実感しました。その後、時に小さな奇跡も重ね、時に各自の強すぎる思いが各所であふれて慌てることもありましたが、最後まで無事に演奏しきることができました。団員それぞれの周囲の皆様も含めた協力、そして、ご来場いただいたお客様のおかげで、演奏会を終えることができたこと。本当にありがたく、感謝しています。ありがとうございました。
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