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練習日記

霞ヶ関フィルの山あり谷あり飲みありの練習日記です。

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あっという間に1月も末。1月29日は古石場文化センターで、運命全楽章の練習を行いました。

管楽器・打楽器も勢揃いで、演奏しながらオーケストラの響きを堪能することができました。やはり弦・管・打楽器揃っての合奏は楽しいです。管弦楽の醍醐味ですね。

とはいえ運命は難しい。
先生には細かく丁寧にご指導いただいているのですが、「ベートーヴェンが表現したかった音楽に近づけているのか?」というと……
まだまだ精進せねばなりません(永遠の課題ですね)

しかし!練習を重ねるごとに、団の音楽が着実にまとまってきたように思います。
今回はコロナ禍以前に比べ練習回数も少なく、ソーシャル・ディスタンスを保つため弦楽器はプルトを組まず1人1人離れて演奏する等、これまでとは勝手の違うことが多々あります。何せ昨秋まで、集まって練習すらできなかったですし…
そうした制約のある中でも徐々に「霞フィルの音楽」の形がはっきりしてきたことは、個人的にはとても嬉しいです。

本番まで残り2週間。健康に留意し、良い演奏をご披露できるよう最後まで頑張ります。
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1/8 は、フルメンバーとの初顔合わせでオケらしい形の合奏でした。
コロナ禍でメンバー不足の為、金管はほぼエキストラの皆様の
サポートを受けて演奏会に臨みます。エキストラの皆様に感謝です!

通常より練習回数が少ないのでソーシャルディスタンスの演奏に
慣れなければならないのですが、フルメンバーが揃うと
また新たな課題が生まれました。残り僅かな!練習で修正しなければ。。。

運命の4楽章は、やはり金管が加わると気持ちが上がります♪
しかし!運命の1楽章冒頭は、音符はシンプルなのですが、
ホント〜〜〜〜に難しいんです!!
本番の緊張が、良い緊張に代わり表現に乗ってくれれば良いのですが。。。

前半は、ディヴェルティメントでした。
モーツァルトらしいワクワク感、遊び心があるような
各パートとの掛け合いの演奏にしたいです♪♪

1/10の練習は、運命の2、3楽章でした。
トランペットは、高橋先生からお褒めの言葉がありまして、
「2楽章はハ長調らしい良い感じ」、「3楽章は、この曲をよく掴んでらっしゃる」など♪♪(Bravo〜)
個人的には、本日の2楽章、コンミスさま不在でしたので、
いつもにも増し音程、出だし諸々、酷かったと大反省…。
毎回いかに頼っているかを痛感しました。。。

来週は、弦分奏なので、モヤモヤしている部分は
トレーナーの先生にアドバイス頂きクリアにして、月末の最終合奏に臨みたいです!
今日は運命1、4楽章とグノー全楽章の練習でした。

運命は、譜面の音符はシンプルですが、緊張感を出す音と響きを広げる音、強く叩く音や遠くで鳴っているようにする音、柔らかくする音…
と、表現を変える必要があり、あらためて、譜面は音程とタイミングだけを表した記号であって、それをどんなフレーズ、音色に肉付けするのかが演奏者の仕事だと感じました。

「運命」という通称の由来となった「運命はこのように扉を叩く」のエピソードは作り話かもしれない、という話があるそうです。
キアオジという鳥の鳴き声を表しているという説があるとか。そうするとだいぶこの曲に対する印象が変わってしまいますね。
田園(交響曲第6番)と同じ年に作曲されたということも後者の説を補強していますが、、どうなんでしょうか。

音楽家として貴族の庇護から独立し、人類の幸福を追求するという大きなスケールの気概を持ったベートーベンは、一方で普段は自然の中を散歩することを好み、そこから曲のインスピレーションを得たと言われています。
そんなベートーベンの世界観というのものは、自然の美しさの中に同時に世界の不条理(運命)に対峙する魂が融合されているようなものなのかもしれませんね。
とすると、キアオジの声を表した曲だけど、運命と力強く対峙する精神を同時に表した曲になっちゃうこともあるのかもという気もしてきますね。

グノー(小交響曲)は室内楽曲で、息づかいや小さな抑揚が、大規模編成の曲よりも繊細に扱いやすく、聞く人の心をワクワクさせる気がします。
同じような動きが繰り返されるけれど、その中で和音の変化に巧みなギミックが用いられているので飽きることなく楽しさが持続するようです。
そのカラクリを紐解いて、味わって演奏できるととても楽しめそうだし楽しんでいただけると思うので、お勉強しようと思います。

また次回、楽しみです。
高橋先生をお迎えしての練習3回目、運命2、3楽章とモーツァルト全楽章を行いました。
バイオリンとチェロに、前回見学に来てくれたお二人が入団されました!
それに加え、弦には5人のエキストラの方に参加いただいたお陰で、音が厚くなり、私のような未熟者には、安心して弾ける回になりました。
合奏では、高橋先生のご指導のもと、どんどん音に方向性ができて、まとまっていくのが感じられ、オケの楽しさをしみじみ味わうことができました。
練習中の先生の喩えはわかりやすく面白くて、つい誰かに話したくなるものが多いのですが、今回は、ベートーベン3楽章最後の弦が入るところでの、プールの喩えがツボにハマりました。帰って小6の息子に言わずにいられませんでした。
本番まで数少ない練習なので、1回1回を集中して、楽しみたいと思います。

Vn2 F.A.
2020年2月24日の演奏会を最後に、2020年10月と2021年6月に予定されていた演奏会を延期しました。
そして、いろいろな検討を重ねた上で、2022年2月11日の演奏会開催へ向け、活動を再開しました。
検討と準備、キャンセル、また検討と準備、またキャンセル、のあと、想いと労力が報われる場が、ようやく来ました。

今日は、本当に久しぶりの全奏。
しかも、指揮者の高橋先生とは、2019年6月の演奏会以来。あのときは、再びご一緒できるまでこんなに待たなくてはいけないなんて、予想だにしていませんでした。
入館時の手指消毒、マスク着用、距離を取ったセッティング、換気などなど、以前とは勝手の違うことがいろいろあります。

先生とコンミスの肘タッチで始まり、運命全楽章に取り組みました。
他のオケで活動再開していた者もそうでない者もいますが、霞フィルの仲間で再び一緒に音を出すことができて、しかも運命という曲でそれができる、格別です。
また、初回にもかかわらず、お馴染みのエキストラさんや見学者の方も参加くださり、豪華メンバーでした。大変ありがたいことです。

まずは全楽章通し、正直、いろいろいろいろあり、なんとか通った?くらいでした。距離をとったセッティングのせいもあったと思います。
返しで先生のご指導をいただき、その演奏については、初回&ブランクがあるにしてはなかなかいいじゃない?というのが、個人的な印象です(録音を聞いたら違うかもしれませんが。。。)。
以前、先生方から「霞フィルは反応がいい」とのコメントをいただいたことがあったのを思い出し、その個性は健在なのか、と思いました。

T氏による「旅先のお土産配布」も健在でした。

とはいえ、9月から合奏開始する予定だったところ延期しての活動再開ですから、少ない合奏回数で心を合わせて取り組めるよう、我々にしてはめずらしく、どの日に何をやるかすべて決めてあります。
どうか、これからのひとりひとりの準備と合奏での積み重ねで、お客さまに「来てよかった」と思っていただける演奏をお届けできますように。

そして。。。
団としては大人数での反省会はまだ禁止なのですが、新入団員の方のささやかな歓迎会を3人でしました。
当団御用達の中華屋さんのいつものおいしいものは健在、お父さんもお母さんも元気そうでよかった。また、みんなで行けるときが来ますように。
10月16日、本当に久しぶりに霞ヶ関フィルの練習が再開しました。

2020年2月に前回の演奏会を終えてから、実に2年近く。
その間、誰も想像しなかった世の中の大きな変化があり、
音楽愛好家の私たちにとっても予期せぬ試練の日々でした。

私自身、コロナ禍直前の演奏会以来の合奏だったので、
緊張と楽器が弾ける喜びと、何とも言えない浮足立った気持ちで当日を迎えました。

集まった仲間たちの中には、
早くもかけもちの他団体などで演奏活動を再開しているメンバーもいれば、
私と同じような状況のメンバーも。

それぞれに異なる状況でしたが、ともに音楽ができる喜びを噛みしめつつ、
換気、ソーシャルディスタンス、など「新しい演奏形式」にも注意を払いながら
練習をスタートさせました。

あまりにも時間が空いてしまったので、
どんな合奏になるのかとても心配だったのですが・・・
モーツァルトのディヴェルティメントK136の出だしの音を聴いて
私は確信しました。

「この音なら、今回の演奏会も大丈夫!」

そのくらい、澄み切った美しい音でした。

・・・とはいえ、その後の楽章や、ベートーヴェン 運命の練習を進めると
これではいけない、と各人、個人練習の必要性を感じざるを得ないフレーズも
多くありました。

今日はとにもかくにも、再び気心知れた仲間と共に音楽を奏でる喜び、
今まで普通にあるものと考えていた気持ちや、音楽に対する自身のパッションを
改めて自覚する練習再開日となりました。

今期は練習が少ないからこそ、毎回が充実した練習になるように、
そして、皆が健康で安全に練習し、当日を迎えることができるように、
それぞれ研鑽と配慮を重ねていきたいと思っています。

1st Vn M.A.
9月は7日、14日と2週連続しての練習、そして次回演奏会を指揮してくださる川崎先生との初練習となりました。
川崎先生は、5年ぶりに霞ヶ関フィルの指揮をしてくださるので、再会を喜ぶメンバーも。
6年ぶりにオケに戻った私にとっては初めてで、ドキドキの練習でした。

どちらの日も、ベートーヴェンの交響曲第3番から。
かの有名な「英雄」とあり、人生でもう何回目というメンバーも多く、
私も霞ヶ関フィルでは2回目の曲。

川崎先生は、ベートーヴェンは「品がいい」と表現されていましたが、
ダイナミクス、和音の構成、などなど曲の要素の全てがごまかしが効かないというか^^;

そのせいか、この曲は私にとってはものすごく疲れる曲で、
1楽章を終えただけで目も左指も右手も、すべてがヘトヘト。

ベートーヴェンの「品がいい」音楽を味わうのは簡単でも
それを再現するのはまだまだ修行が必要そうです。

そして、メンデルスゾーン作曲 序曲「リュイ・ブラース」。
先生からは、血気盛んな雰囲気を、との助言をいただきました。

というのも、この「リュイ・ブラース」はヴィクトル・ユゴーの戯曲をもとにした
若き青年の悲恋物語、、、というわけで、早いパッセージも
その青年らしさを音にのせるイメージで演奏することにトライしました。

・・・・・

川崎先生の練習は、毎回印象的なキーワードでアドバイスをくださったり、
まるでオペラ歌手のような惚れ惚れする美声で音の表現を教えてくださるのが、
密かな楽しみになっています。

次回演奏会は来年2月。
長いようで短い練習期間を、先生の素敵なアドバイスと共に大切に重ねていきたいと思います!

(1st Vn. 赤谷麻愛)
今月はヴァイオリン奏者の服部奈々先生との弦分奏、ファゴット奏者のStan Jack先生との木管分奏があり、高橋先生との全奏は4月末以来でした。
それぞれのセクションの、分奏で得た学びが伺える合奏だったと思います。
一方、演奏会が近くなって、練習会場は大きめのところをいろいろ使うという時期になっており、違う部屋での慣れない響きに戸惑う感じもありました。

コンマスが海外出張で不在だったため急遽代理コンマスを引き受けてくれた団員は、以前の所属団体では昭和の世からコンマスをやっていたという大先輩。
8年ぶり?とのことでしたが、ベストを尽くしてくれ、我々としても大いに学ぶところがありました。

今日の合奏では、服部奈々先生がファーストヴァイオリンの一番後ろで一緒に弾いてくださり、いろいろとご指導くださいました。ヴァイオリンのみならず他の弦楽器についても的確なアドバイスをくださり、また、実演してくださる内容は管楽器奏者にとっても大変ためになるものでした。

霞ヶ関フィルは反応が早く指導のし甲斐がある、とのお言葉を先生方からいただきました。
とてもうれしいお言葉ですが、気づけばできることが自分たちだけではできていないということでもあるのではないかと感じました。
個人的に、分かっているけれど集中力が維持できずできないといったこともあるので、コンディションを整え、前回のStan Jack先生の「おろそかにしていい音なんてひとつもない」を心にとどめ、合奏に臨んでいきたいと思います。

演奏会まであと1ヶ月弱、本番でよりよい演奏をお客さまにお届けできますように。
今回は、ファゴット奏者のスタン ジャック先生が、教えに来てくださいました。
情熱的に歌声やジェスチャーも交えて楽しくご指導下さりました。
まもなく本番一ヶ月前。あーでもないこーでもない どうしよう と悩みが尽きない私達の新しい扉を開いてくださったような気付きの多い練習となりました!

内容は、ドヴォルザーク2楽章→1楽章 ブラームス1楽章前半→2楽章→再び1楽章を復習して終了といった流れでしたが、
いずれの曲も木管にとって一番思い入れがあるといっても過言ではない(あ、これは筆者個人的な話かもしれませんが(笑))2楽章と曲の最初を徹底的に見ていただけたのは大きな収穫でした。

殆どが(指揮ではなく)自分達で始めて自分達でテンポやアンサンブルを作っていくのを聞いていただきながらご指導くださりましたが、皆での音楽の始め方についてもみっちり教わりました。
1、2、、とザッツを出して入るというより音楽に合わせて深くブレスをとり皆で「一緒に」歌い始めるイメージ。特に曲の開始は繰り返し上手くいくまで行いました。

一人一人に、今は△△になってしまってますから〇〇にしましょう!と、分かりやすく比較して説明してくださったり、またそれぞれのフレーズのイメージや形を歌ったり「散歩」「朝露」「花火」等 分かりやすい言葉で明快でした。

・スタッカートの形、イメージ、長さ
・スラーの最後の音の処理の仕方
・フレーズの最後や下がるときに音楽のエネルギーを失わない
・それぞれのフレーズに色、イメージをしっかりもって演奏しよう
・スラー内の細かい音やリズムもひとつひとつしっかりと

色んな曲を演奏する上で大切なことばかり、
とても基本的なことに立ち返らせてくださりました。

加えて個人的に、とても悩んでいたドヴォルザークの1楽章78や2楽章のソロ等も理解を深め、方向性を固めることが出来たのも収穫でした。

目から鱗がボタボタと落ちましたが、中でも
ブラームス1楽章の68でfに向かって
「押すのではなく引くのです」
て表現はなるほど!て思いました。

最後に
スタン先生のありがたい御言葉を

意味のない音なんてひとつもない
あなた達はみんなソリストです!

みんなで聞きあって音程を合わせましょう。
単に442に針が指せばいいんじゃない。
誰が正しくて誰が間違っているとかは無いんだ。
この日はオーボエ奏者の先生に管楽器の分奏を見ていただきました。

いろいろな指摘、コメントをいただいて、それぞれにとって心に響いたポイントも様々だと思いますが、ぼくは、「オーケストラは社会生活と似ている」というコメントが面白かったです。

下記は社会生活に対応して考えると、おもしろいですね。↓
・周りで何が起きているかを察知しながら、それに合わせて自分を変化させていく。
・その時その時で音楽の核になっている部分(パート)をとらえて、それ以外は控える。
・指揮者のコメントを文字通り受け取るだけではなく何が求められているのかを考える(もちろんその結果「言った通りにやってくれ」となることもまたあるでしょう笑)

ところで、社会とは、何を実現するものなのでしょう。秩序ある暮らし、平安、調和?

この霞ヶ関フィルハーモニーという社会は、何を実現しましょうか^^

それでは、本番に向けて、練習がんばっていきましょう〜
12月8日 1か月ぶりに5人揃っての練習です。 こ、こ、この曲ご存知の方もいらっしゃると思いますが、はっきり言って難曲デス。 ブラームスらしいといえばブラームスらしいひねくれたところが盛りだくさん。 今回、1楽章と4楽章を発表予定でございますが特に1楽章のアンサンブルの難しさといったらまぁ。そもそも拍がとりにくく、誰かがずれるとなんだか合っているのか間違っているのか何を弾いているのか(?!)わからなくなります。 とはいっても、9月から練習を開始したため、それなりに進歩は感じておりますが、課題が…イヤ、特に個人的な課題が山ずみなのであります。なんとかしなくては、しかしあと2週間!!も、なかった!!!ど、ど、どうしよう。一人、心は焦りつつも行動(楽器練習)に移せずに明日こそ!明日こそ!の毎日に。そんなこんなでもう週末が目の前に。ひきこもって練習しなければ、しかしながら私は練習をすればするほど力の加減がわからなくなり、音程がとれなくなったりもするどうしようもない人間のため、ただ練習するだけでもマズイのでは…と、毎日思い悩んでいます!  とはいっても、練習は女性5人が集まりますので、時には熱く(?)演奏内容を語り、時にはおしゃべりしてて何時間も経っていたなんていうこともあり、充実した練習時間を過ごして参りました。そんな練習もあと一回…(;O;)この美しい難曲を、いい思い出になるような演奏ができればいいなぁと思います。
11月11日13時~17時に南中野にて三回目の練習を行いました。
まずは、四重奏「フルーツパフェ(4曲のうち1、3、4を演奏します)」から。フルートパート三名に加え 通称Pちゃんが参戦してくれてます!
1曲目「フルーツパフェ」はテンポ感や二分音符のニュアンス等確認。3曲目「チョコレート・ダモーレ」(この曲ほろ苦甘いすごく素敵な曲!)は、テンポ変換のところを重点的に。4曲目「ジェラート・コン・カフェ」は、ジャジーなリズムをよりお洒落に♪時々会話に火がついて時間の経過にびっくりする一幕がありましたが、みっちりやりました。
続いて、団員三人で演奏する(本番はこちらの曲からやります)「月明りの照らす3つの風景」とってもミステリアスな曲で、色々課題はありますが、テンポ設定も徐々に定まり曲ごとのキャラクターを明確にできたかなあと。
とても、充実した練習でした。
筆者個人的には反省点ばかりで、とにかく個人練しなくては(汗)

今回全く雰囲気の違う二曲(ミステリアスな曲とチャーミングな曲)を取り上げたので、フルートアンサンブルの色んなキャラクターを楽しんで頂ける演奏できるように頑張ります!
この週末は台風の接近が見込まれていて、平日のうちからずっと週末の天気を気にしていました。
夕方はかなり雨風が強かった場所もあったようで、みんな思い思いに自衛してきたり、早めに向かったり、あるいは少し落ち着いてから出かけて遅れて参加したりと工夫していて、このような予報だった日にしては出席率の良い合奏となりました。また、この日から参加してくださる方々も含め、頼りになるエキストラの方々もいらっしゃいました。感謝。
宗教改革1楽章序奏と4楽章→アンコール候補曲試奏→パルジファル→シャコンヌ→宗教改革1楽章の主部以降、という順番で、こんな天候の中がんばって来た甲斐があったと思える、楽しい内容でありました。
幸い、合奏が終わったころには雨はやんでいたので、いつものように反省会を持つこともでき。こちらも、雰囲気良くとっても楽しかったです♪
早いもので、演奏会まで1か月と少し。毎週合奏が入るようになるので、完成度を上げて、より音楽が楽しめるようになっていきたいです。
先生を招いての管分奏、弦分奏でした。

シャコンヌについて、バッハはよく歌い過ぎやクレシェンドし過ぎといったことが指摘され表現を抑制されることが多いですが、あまりそういう感じでなく、もっと歌うところに時間を使う、もっと歌いやすいようにアーティキュレーションを工夫するということがありました。

パルジファルでは、美しい和声の進行を滞りなく見せるところをしっかり見せる。演奏する側はあらかじめ分かっていて、その移り変わりにふさわしい流れ(ダイナミクスの変化)を演出する。

宗教改革では、フレーズの歌い方、特に、より出すべきところを指摘して引き出していただきました。

今回、印象としては、もっと出すべきところを出すということが必要なのだろうと思いました。
そもそも、出すためにはあらかじめ自分がそこに感動していることが必要と思いますが、まだ演奏するこちら側が、曲の良さをまだまだ未消化なのでしょうね^^;。

シャコンヌ、 パルジファル、 宗教改革、と祈りに満ちたプログラム。
それぞれ表現方法がとても異なっていますが、すべて、キリスト教の神を讃え、この神によって創られた美しい世界に生きることの喜びに満たされるという点において共通しています。

「そんなに歌いすぎないで」と言われがちなバッハと、「もっと歌って」と言われるワーグナー、メンデルスゾーンなので、表面的には正反対かのように見えたりしますが、感動ベースではまったく同じと思います。
まず曲に感動するところから始めることが必要かもと思いました。

シャコンヌについて、バイオリンの演奏は比較的劇的な表現で、音楽的な高まりが分かりやすいですが、最近クラシックギターの演奏を見つけました。すごく穏やかに淡々と弾いているように見えますが、ギターを触ったことのある人はこの奏者の感情がものすごく劇的に変化し続けていることが分かると思います。バッハってほんとに内に秘めたる激情だなあと再認識しました。
https://www.youtube.com/watch?v=JNEnzNHTkd8&list=RDJNEnzNHTkd8&start_radio=1
広ーい会場での練習でした!
響きが違ったのは、広さよりも、天井の高さがポイントなのかもしれません。
最初に練習したハイバリは心許なさが先に立った感じがありましたが、魔笛とブルックナーはなかなか良い音がして楽しかったです♪
そういうときは、今のどこかの部分や誰かのソロがすてき!となるとそのことによりほかの人の演奏もどんどん良くなっていく感じがします。
次回はまた別の広い会場なので、どんな音がするか楽しみです。本番のホールも!
先週は弦セクションと管セクションの合奏をトレーナーの先生に見ていただき、それぞれにとても有意義な時間を過ごしました。

今夜はブルックナーから。2楽章と4楽章をやりました。馴染みのなかった曲で、とくに弦楽器のメンバーは苦労してきましたが、これまでの努力の成果、そして先週の分奏の成果が見られたのではないでしょうか。エキストラの方が増えてきたのも、心強いです。
12月にはハイバリに重点を置いていたのでちょっと久しぶりの魔笛は、部分的に取り出して練習してから、通し。
ハイバリは今日は通しのみでした。

早いもので、演奏会まであと1か月と少しとなりました。 合奏はあと4回。今回の曲を演奏できるのもあとそれだけかと思うと寂しく感じますが、また次回の演奏会の曲との出会いも楽しみにしたいです。
先々月末から今期の活動開始!
いよいよ本番指揮の高橋先生との初合奏日を迎えました
全曲通し~ 皆さんお疲れさまでした~♪


初合奏で、先生のテンポはどのくらいだろう?と
ワクワク♬ドキドキで臨みました
懐かしい顔ぶれとも再会できて嬉しく、
一緒に演奏できてとっても充実♪
疲れましたけど、楽しかったです♫

個人的には少々遅めに感じたところがありましたが、
これが確定ではなく、オケの良さが一番出る形に作り上げたい!
とのお話だったので、どんどん意見と音とを出し合って
これから皆で仕上げていきましょう!

もう少ししたら、ぜひ各セクションの練習が必要ですね
ユニゾンの音程はもちろん! 音の受け渡しや繋がりが
まだまだ覚束無い幼児のようでした
しっかり成長させて、来年の2月には大人になりましょう!
前回に引き続き、西大島で練習でした。
「プロはそんなに沢山練習できないけど、アマチュアは、同じ曲何度も合奏できる!その曲をいっぱい知れる時間があるんだ」
先生がシベリウスのとき、おっしゃったお言葉です。ほんまにほんまにそうです☆だから、一回一回大事にしなきゃですね。

さて、本題。ロザムンデ→シベリウス→ブラームス4&1楽章の順にやりました。ティンパニさん初登場!やはり音楽が引き締まりますね!少し大人びて感じましたが、前回同様いやそれ以上に吸収力のはやさと懸命な姿勢に脱帽。今期もよろしくお願いします。

<ロザムンデ>
ffは、倍音を増やすイメージでffらしさを出しましょう
他に印象的な指示が以下
・最初のandanteははやめの設定で、長い音符は1音1音にならず音楽の流れを意識して演奏しよう!
・例えば16 17小節のfpアクセントは、1回目は差し迫るイメージで2回目はやや落ち着いた感じで 同じように演奏しない。同じ音形は同様です。
・Iの前に木管やホルンで出てくる スラーの中にアクセントがある音形は、まずフレーズ優先でその上でアクセントをつける(アクセントを意識するがあまり走らない)

〈シベリウス〉
全体的な構成ついて再度説明がありました。以下情報は、今後 賛助出演くださる皆様に共有できるといいですね~ってことで自分なりに纏めてみました。

《1楽章》(最初からF前まで)プロローグ
・最初のテーマ→「故郷」
・60小節目から→「suomi」この曲が最も伝えたいこと
・D→「嘆き」のテーマ
《ブリッジ》J前まで
《2楽章》J~Nの2小節前まで
《3楽章》N2小節前~408前
テーマは「牧場」
《4楽章》409~
テーマは「奮起」
・Xの後のアダージョ→「suomi」
・Y→「嘆き」のテーマ
・Z~第一主題再現(「故郷」)

〈ブラームス〉
4楽章を細かめに→1楽章の一部の順に行いました。
全体的には、指揮をちゃんと見て音楽の流れやテンポの変化にちゃんと反応することと、ペザンテを大事にし決して「楽しげな雰囲気にならない」ことが大事と感じました。以下に頂いた指摘の何点かを記載します。(言葉が拙くてごめんなさい(涙))
《4楽章》
・A~ →緊迫感をより意識!弦楽器もよりはっきりと。
・28小節目の3拍目→決める!
・B~→メロディがホルンからフルートに変わったときは、音色に工夫を
(メロディもっと綺麗に吹けるよう頑張れます!(⌒-⌒; ))
・61~→フレーズは長く!(2小節ずつならない)
・D~→アニマートです。テンポ上がります
・H4小節目~→ラルガメンテ
・K~→アニマート
・407~→ここも指揮をしっかり見よう!(410の2拍目から前向かう感じ)
先生を招いての管分奏、弦分奏でした。
管分奏での印象的だったことをいくつか書いてみます。

ロザムンデは、軽快に、ということ。シューベルトの譜面はともすると重く演奏するように誤解される書き方になってしまっているが、それは望まれていることではないと。

シベリウスでは、音楽を円運動で感じるとよいことを紹介していただきました(シベリウスに限ったことではないが)。円運動は3拍が均等ではなく、一拍目に勢いが必要で、二拍目はその勢いで軽やかに、三拍目は次の一拍目に着地、到達するする感じ。その円が大きくなったり小さくなったりして、途切れることなく音楽が流れていく感じがイメージできるといい。

ブラームスは、冒頭のテンポ設定について、かなり重くゆっくりによく演奏されるけれど、そこに疑問を呈していました。この点について指揮の高橋先生も同じ考えで、冒頭部が最後に作曲されたこと、何に対するun poco sostenuto なのかの考察等から、それに相応しいテンポにする、と以前の合奏で説明していました。そのことを知ると、「そういう指揮者と演奏したいですね…」ともらしていて、常に勉強している指揮者と練習できるのは本当に幸運だなあと再認識しました。

ブラームスの頃の譜面には「書かなくても音楽的に奏者が当然こうする」という前提でわざわざ書かない強弱があるということ。またその前提の上で考慮された強弱がつけられていることがあるということ。
以前あるオケの分奏で、「ここ大きくしたくならない?」というようなことを言ったら「譜面に書いてないので」と一蹴されて、あらら〜^^;と黙ったことがありました。
書かれていないものを、やらないほうがむしろ作者の意図から離れる、という事実を知っていることはとても大切ですね。

譜面に縛られた窮屈な演奏ではなく、譜面を楽しく読み取った、生きた演奏をしたいですね!
桜が咲いたとはいえまだまだ夜は冷えます。今日は先週の分奏もふまえて、先生の指揮で全奏でした。

最初はシベリウスの7番。
わたしはやったことのない曲ですが、きいたり弾いたりしているうちに大好きになってきました。北欧の力強い曲です。
最初ところどころ取り出して練習しながら、構成を先生が解説してくださいました。ここから3楽章なのかーとか、勉強になります。この曲ビオラに珍しくたくさんメロディーがあります!嬉しいけど緊張…。そのあとで最後に一度通しました。解説のあとだと、全体の流れがわかりやすい気がします。とはいえ神経を使ってヘトヘト…

そのあとにブラームスの一番、4楽章と1楽章をやりました。弓順などの細かい部分も先生がみてくださいました。重厚な音を出すのは難しいです。要練習だなあと思いながら、こちらはあまり時間をかけずに終了。

まだまだ練習はじまったばかりと思っていましたが、実は本番まであと2ヶ月。
がんばっていきまーす。
2月11日は、高橋先生との初合わせでした! そして、私、初の練習日記を書いております(汗)

最初に、シューベルトの「ロザムンデ」序曲。 
高橋先生より、「雰囲気は出ているけど、音程が。。」とのコメントがありました。 
主旋律の1st Violinですが、fzの嵐!+ 和音が多いのです。若干言い訳になりますが、和音難しい~。しかし、ぼやいていても仕方がなく、とにかく、音程総復習せねば!です。

次は、ブラームス 「交響曲 第1番」
実は私、この曲前からやりたかったのです! というワケで初合奏楽しみにしてました。
演奏前に先生より、1楽章の速度標語など色々なお話がありましたが、その中でも1番印象に残った事といえば。。。
やはり、“芋洗坂係長”の話!
この交響曲を書いた頃のブラームスは、恰幅がよかったらしく、(つまりメタボ体型)ピアノを弾いた時に楽々ffがでる感じの大柄な方だったようです。イメージ的には、踊らせたらキレが良い!芋洗坂係長!あーゆうタイプだと思って、音楽はスピーディになるが音は軽くない(←重い感じで弾くのは難しいー課題です。)という二つを両立させてほしいとのお話がありました。 え?ブラームス=芋洗坂係長??(笑)先生表現がとてもユニーク♬ そして、スタッカートは、底板を鳴らすように!とのご指摘も・・・。

最後に、第17回定演のプログラムをもう一度演奏したい方、初めて演奏してみたいなど思われている方、是非一度、霞フィルの見学にいらっしゃいませんか? 団名よりお堅いイメージの人が多いと想像されるかもしれません。(笑)実は私もそんな一人でした。(笑)
練習後の飲み会は、お酒の飲める人飲めない人も一緒に楽しく過ごしています!やっぱり、呑みニケーション大事!飲み会は第二の合奏です(笑)お気軽にお問い合わせ下さい。 お待ちしておりま~す♪
いきなり寒くなった3連休最後の夜、テンション下がる間もなく本番直前練習参加です。 アンコール曲から開始。素敵な音色にうっとり。でもこれは秘密ですから詳細はカット。 次に新世界。 …は、またもや低音組からスタート。ドヴォルザークさん多くないですかね? いやでもありがたいんでがんばりますけどね。この新世界は全楽章いい曲!2楽章は故郷を思い出して泣きそうになるし、4楽章は個人的に中学3年の時に受験をほったらかしピュアなハートで頑張ったあの頃を思い出して泣きそうになるし、とにかく思い入れが…。 でも、泣いてる暇もないので少しでも良い音になるよう練習頑張ります。 次にモーツァルト。 先生とコンマスからモーツァルトを弾く心構えをひとつ。 これは重要!きざみもフォルテもあくまでもモーツァルトなんだと、ベルサイユ宮殿とマリーアントワネットなんだと(個人的見解)、思いながら弾きます。 そしてカルメン。 先生が曲や音のイメージをカルメンの話からわかりやすく面白く伝えてくださるので、イメージしやすく弾けます。1組ど頭は、チェロ大活躍のあの曲。カルメンの死を予感しながらとのこと。 む、難しいけど気合入れて頑張るぞ。 わたくし自身、組曲って色んな曲があるのでなかなか曲入ったときに乗り切れなったりということが多々あるのですが、このカルメンはどの曲も濃い~キャラが出ていて入りやすいと思います。 あと、色んな楽器のみんなのソロがあって面白い!弾きながらうっとりしてしまったり。 そんなこんなであっという間に本番まであと練習1回! 最近突然寒いし、みんな体調に気を付けていい本番にしましょーう(^O^)p
前回に続き、森下文化センターでの練習でした。ホールが広いと、贅沢にスペースを使ってセッティングしたくなってしまいますが、遠いと演奏しにくいので気を付ける必要がありそうです。

今日はハープの三村先生が来団され、ハープとの初合わせでした!高級感のあるハープの音が入ると、オケ全体の音がグレードアップする気がします。とくにカルメン第一組曲のIntermezzo、アンコール曲のフルートはじめ木管楽器とハープの合奏が愛情あふれる感じでとても美しかったです。ハープの音色に恥ずかしくないようなオケの音になるようにしたいですね。

練習日記を書くのは初めてなので、今日は先生の名言録を一部残しておこうと思います。
「死の音楽」の激しさ:カルメン第一組曲Prelude冒頭。弦楽器のトレモロは弓元から激しく弾く。
「運命に抗うこと」と「抗い難さ」の闘い:第一組曲Preludeの最後。旋律は抗う(前へ)動き、低音の四分音符は動かしがたい運命を表す(テンポキープ)。
「君が代」ではなく「マーライオン」:Aragonaiseの110あたりの木管楽器の下降音型。息のスピードについての指示。文字にすると意味不明ですが、管楽器の方はお分かりになるかと…。(息のスピードで音が全然違う、というのは弦楽器の私にはとても興味深いです。弦楽器の弓の速度のようなものでしょうか。)
「闘牛と愛の歌の区別」:第一組曲LesToreadorsのCの前後の区別。愛を語るときには闘牛の勢いはいらない、ということでCの前で一回収めて別のムードにする。
「悪者が勇気を出している音楽」「みつかったらばれるからこっそりと」:第二組曲Marche des contrebandiers. 

そのほか「耳元でふっと愛を囁く」、「待ってないで誘惑する」、「喘ぎの音楽」など、カルメンならではの愛情表現がたくさんありました。みなさんが楽譜にどうやって書いているのか気になるところです(笑)。
イメージを共有することで音が変わるのがオケの面白いところだと思うのですが、先生の話すイメージはとてもわかりやすい&記憶に残りますね。これが本番でお客さんに伝わるように演奏できればいいなと思います。
今日の練習は森下文化センターでした。初めて利用しましたが、広くて新しい木の匂いのする練習場でいい感じでした。

先週の弦分奏に参加できなかったこともあって個人的には久しぶりの練習となりましたが、エキストラの方々もたくさん参加してくださり、低弦も充実して、なにより回数を重ねて余裕をもって演奏できるようになってきたことで、練習もさらに楽しくなってきました。弦のみなさんは、弦分奏の成果が出ていたのでしょうか?

新世界は高橋先生が、この曲が作曲された背景やドヴォルザークの逸話を色々と話してくださり、ふむふむφ(..)
イメージが持てると演奏もやり易くなるのでイメージを持つということは大切なことですね。作曲家に寄り添った演奏がしたいなぁとあらためて思いました。

1、3楽章を重点的にやりましたが、3楽章は楽譜で見ると大したことないのにこの上なく難しい楽章です。特にバイオリンパートは個人練習では限界がある部分なので、合奏の機会にきちんと消化する必要がありますね。今後も集中して合奏に挑みます。
1楽章については音色についてや音楽の流れについて色々と指摘を受けました。こちらは個人練習でも改善できるので、次回までの課題とします。

本番まであと一ヶ月と少しですが、そろそろ本腰をいれて練習したいと思います。今日はアンコールの練習もありましたが、素敵な曲でした。
次回の練習はついにハープ奏者ご参加ということで楽しみです!
8月最後の練習でした。
前回の練習時の残り2か月というのもだいぶ近づいた感じがありましたが、今回であと1か月半と考えると、目の前に来たとより強く感じられます。

<新世界>
前回取り上げていない3・4楽章を。時間としては3楽章の方がより重点的に取り組みました。

3楽章のスケルツォは、3拍子の中でも2拍子のフレーズが出てくるヘミオラもあり、スラブ舞曲にも通じるドヴォルザークらしいリズムを感じるところです。
そうはいっても、3拍子と2拍子が同時並行だったり、それぞれの中でもシンコペーションの関係にあったりと、合わせるのがやっぱり難しいですね。(出番はないので見ていただけですが。)

団員指揮の練習でも同じような話がありましたが、知っている曲だからこそ、先入観や慣れに頼らず、新しい気持ちで作っていくことを大事にしたいとつくづく感じます。
メトロノームを使ったりとか、スコアを見たりとか、基本的なことの積み重ねが活きてくるのかなあと、そういう印象を持ちながら聞いていました。

4楽章は総集編。1楽章から3楽章のいろいろなメロディーが出てくるとのお話や、それぞれの楽章の雰囲気も思い返しましょうという趣旨のご指摘もありました。
循環形式というとベートーヴェンとかフランクとかが有名ですが、この曲もそういう思いで聴くと新しい発見があって面白かったです。
ちなみに、1楽章の主題は、2楽章にも3楽章にも出てきますね。これまでの練習でも指摘がありましたが、改めて見返してみると個人練習に取り組むときにも新鮮な気分になります。

<カルメン>
今回は第1組曲を取り上げました。劇中のアリアや合唱を中心に取り上げる第2組曲とは対照的に、ひたすら前奏曲や間奏曲が並んでおり、唯一の例外が1幕のセギディーリャ(オペラではカルメンが登場するハバネラの少し後でカルメンがホセを誘惑するシーン)という構成です。
組曲版の「前奏曲」は、たしかに1幕の開始直前ではありますが、オペラの前奏曲は「闘牛士」として知られる曲の後に演奏される部分です。組曲しか知らなかったときは気にならなかったのですが、オペラを見てしまうと、「闘牛士」が終わった後に再び前奏曲に戻って延々と繰り返されそうな気がしてしまいます。
この「前奏曲」は運命の動機と言われるライトモティーフで、この後に起こる不幸をこれでもかと予告しています。オペラの場合だと、大げさにやりすぎるよりは、淡々と不吉な感じを奏でる方が不幸がより強調されるのではと思っていますが、組曲としてやる場合には大げさにやるような演奏の方が好きです。

他の曲についても書きたい気持ちはいろいろありますが、それはまたの機会に譲るとして、練習後の飲み会での先生との会話から思ったことを。

ご存知の方も多いでしょうが、オペラの結末では、カルメンはホセにナイフで刺され息絶えます。一見すると、もはや自分に愛情を向ける可能性が微塵もなくなったカルメンに絶望したホセが凶行に及ぶという構図です。
しかし、このとき、カルメンは自らが死に向かっていることを自覚していたのか、という点は議論の分かれるテーマかもしれません。彼女の人生は、意図せず不意に絶たれてしまったのか、それとも(殺されるという構図とはいえ)むしろ自ら死を選び、このような結末を迎えたということなのでしょうか。
どう解するかによって、カルメンという女性像も大きく変わってきそうですね。皆さんはどのように思いますか?

ちなみに、オペラでは、ホセは新しい土地に一緒に行こうと懇願していますが、原作ではより具体的に、アメリカに一緒に渡ろうと提案しています。
選曲をするときには(少なくとも私は)まったく気づいていませんでしたが、新天地を求めようとした(おそらく訪れることのなかった)ホセと、新たな土地で作曲・教育に取り組んだドヴォルザークに思いを馳せるのも、これまた1つの楽しみにできるのかなと思っているところです。

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