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練習日記

霞ヶ関フィルの山あり谷あり飲みありの練習日記です。

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当団では、練習開始からしばらくの間、
2回に1回程度を団員指揮とするのが最近の例となっています。

今日は、そんな団員指揮の練習を、指揮者の側から振り返ってみます。
普段よりも長いですが、お付き合いいただければ幸いです。


まず、なぜ私が団員指揮をやっているかを振り返ってみます。
当団では誰が団員指揮者となるかという点では、
特に選考もありません。
しいて言えば、やりたいと言えば
誰でもやらせてみるというところでしょうか。
実際、私も自分の勉強のためにやってみたい、
と何人かに相談したところ、
あっさりやらせてもらっているという状況です。

私自身、漠然と指揮者に対して憧れがありましたが
指揮の経験といえば、
中学校の合唱祭や高校の部活という程度でした。
知識も経験もほとんどなく、
どのように練習を進めるかというのはまさに暗中模索です。

実態としては、
指揮法教程や楽典を読み
(分かった気になり)、
演奏会やDVDでいろんな指揮者を見て真似をしようと試み
(形ばかりの真似にすらならず)、
スコアを読み
(挫折し)、
それっぽく見えるように練習に臨んでいる
(ごまかせていると思っているのは本人だけ?)
というところでしょうか。


さて、ようやく本題ですが、
どのように準備をしているかというと、、、

(林先生の練習日)
 テンポ、振り方の確認
 次回の練習で取り組んでおくことについて相談

(練習1週間前くらいから)
 練習の進め方の検討
 通勤時間などを使ってスコアリーディング・音のイメージづくり

 (こう書くと、きちんとやっているように見えるので不思議です。)

実際には、学校の試験ではないですが、
「ここはできなさそうだな」とかヤマを張っていたりもします^^
また、練習期間全体のタイミングなども考えて
やるべき課題の優先順位を考えたり、相談したりします。


そして、当日は、、、

仕事や学業や家庭がある中で時間を割いて
練習に来ているメンバーのことを考えると、
楽しく進められるかは何よりも大事にしたいところです。
細切れにしてしまうと、流れもなくなりがちで、
何より演奏していてつまらない、
とプレーヤーの経験から感じているので、
なるべく止めずにやりたい。
一方、あとからたくさんのことをまとめて言われても
消化しきれないので、ほどほどのところで止めることも大事です。

そこで、頭のなかにレコーダーを置いて
演奏を進めながら、できなかったところをチェックし
インデックスをつけていきます。
練習不足か、偶然か、アンサンブル上の問題かなど
ミスの程度を瞬時に判断しつつ
パートやセクションごとに点数化し、
一定の点数がたまると(?)
演奏を止めて振り返る、といった具合です。

とは言うものの、記憶というのはいい加減なもので
頭に貼ったはずのインデックスが
見つからなくなって右往左往してしまったり、
インデックスの場所が分かっても
なぜそこが問題だったと判断したのかを
忘れてしまったりすることもあり、
メンバーの温かい笑いの対象となることも少なくありません。

演奏を止めないということとは逆に、
練習に来ていい音楽ができてよかった
と思ってもらいたい、とおこがましい思いも捨てきれず
いい音がでるまで同じ箇所を執拗に(!)続けることも
ついやってしまいます。
とはいえ、全体としていい響きが出たときなどには
何にも変えがたい心地よさがあります。
演奏会当日も、
一瞬でも多くそういう瞬間にめぐりあえればという思いが
いっそう強く感じられます。


そして、練習後。
振り通し、しゃべり倒し、
ほどよい疲労感の中、美味しくビールをいただきます。
練習後の飲み会に参加する人数が、
自分にとって、今日の練習の満足度の
バロメーターになっていたりします。

(新米パパ)
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